こども絵画美術館
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■児童画教育について

●現代のこども像

 子供たちは意外と狭い社会で生活しています。家庭、学校、塾など。特に塾通いをしているこどもは家庭で過ごす時間も少なく、学校や塾で過ごす時間が多くなります。そんな子供たちの日常の時間の大半を占めているのが偏差値教育、教科書通りの解答を求められる画一的な教育現場ではないでしょうか。

 生き生きとしたこどもの表情や、夕食の時間の溢れる話題など、現代の教育がこどもたちから奪ってしまっているものがたくさんあります。また、偏差値などの画一的な評価基準ではこどもたちの多様な才能を評価できず、結果としてこどもたちから夢や自信を奪ってしまっているのではないでしょうか?

●美術教育の目的

美術教育の目的には、大きく分けて次の三つの側面があります。

・情操の教育

制作活動を通し、本来こどもが持っている本能を充足させ、こどもらしい夢を持った生き生きとした個性的生命をはぐくむこと。

・人格の成長と形成

制作活動の中で試行錯誤を繰り返し、模索しながら本当に良い物を見出し、日常性に拘束された心の状態から自由な生活意欲をはぐくむこと。

・創造性の育成

制作を通じて自己対決を深め、また制作材料や社会に対する認識を深めると共に主体的価値意識の高揚に伴う創造力をはぐくむこと。

 

●自信、感性、集中力

 幼児期からの連続的な発達の中で、こどもたちが本来持っている欲求や本能を閉じこめてしまうのはよくありません。生き生きと生きるこどもこそが、将来においても様々な能力を開花させるのではないでしょうか。

 絵画という違った側面からの評価や、主体的な制作を旨とする美術教育は創造的人間像を形成するに当たって現代の社会の中で非常に意義のあることだと考えられます。

 

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